『もの』からみる近世「戦国の兜と旗」

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戦国時代末期、日本における戦いの装いは大きく変化しました。兜は、奇抜な形に仕立て、個性的な飾り付けた「変わり兜」が発達しました。また、鎧の背中には、「指物」と言われる旗や飾りを付けるようになりました。おそらく、大規模な集団戦が行われるようになり、活躍を認められるためには戦場で個人の存在を際立たせることが必要になったこと、そして、「カブキ」と呼ばれるような、常識破りの派手な行動や装いをすることが流行した世相が反映していると思われます。

このほど、戦国時代の旗指物として著名な「落合左平次道次背旗(おちあいさへいじみちつぐせはた)」が修理を終えたのを機会に、この旗と当館所蔵の変わり兜類を併せて展示します。

東京大学史料編纂所の所蔵する「落合左平次道次背旗」は、掛軸の形にされていましたが、このほど修理されて裏面も見られるようになり、合わせて科学的な調査も行われました。修理後の旗のお披露目と、調査成果の公開を兼ねて、当館での展示のはこびとなりました。

変わり兜については、当館にはその例として知られるものが十点ほどあります。兎の耳の形をしたもの、大きなムカデの飾りが付いたもの、植物や抽象的な形の物など、斬新なデザインに驚かされます。

料金:一般420円/高校生・大学生250円 中学生以下無料

※総合展示もあわせてご覧になれます。

※毎週土曜日は、高校生の入館が無料です。

開館時間:9時30分~17時00分(入館は16時30分まで)

休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館し、翌日が休館)

場 所

国立歴史民俗博物館 ( 千葉県 佐倉市城内町 117 )

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