鼠草子(ねずみのそうし)

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情 報

「鼠草子(ねずみのそうし)」は、室町時代に成立した御伽草子。作者は不詳。

あらすじ

京都四条堀川に住むネズミの権の守(ごんのかみ ) は、子孫に、仏教における6種類の苦しみ「六道」の一つである畜生道(動物や虫に生まれてくる世界)から逃れ、人間として生まれ変わってもらおうと、人間の姫君を花嫁に迎える決意をします。

無事に姫君を迎えた権の守でしたが、実は姫君は、権の守がネズミであることは知りませんでした。やがて権の守がネズミであることが姫君にばれてしまい、姫君は鼠の館を逃げ出します。

傷ついた権の守は再び姫君との再会、そして復縁を望みましたが、姫君であった娘はすでに他の男と結婚をしており、権の守の願いはかないませんでした。

悲しみにふける権の守は出家をし、高野山で仏道修行を積むのでした。

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